一般社団法人登別室蘭青年会議所

たがために ~笑顔溢れる未来へ~

理事長所信2019

たがために ~笑顔溢れる未来へ~

【はじめに】

戦後復興からめざましく成長を遂げた我が国日本。私たちがこの地域で暮し続けていられるのも、日本の再興というひとつの目標を共有した先達が、様々な失敗を糧に、諦めず、たがために助け合い、常に危機感をもってあらゆる困難を乗り越えようと弛まぬ努力をしてきた結果です。この先達の精神性はまさしく日本人の宝であり、私たちはこの宝を次の時代、次の世代へと襷を渡していく責任があります。

現在の日本は、経済的にも安定し、ものや情報が簡単に手に入る豊かな時代へと成長を遂げました。しかし、人口減少や少子高齢化社会が進展し、我々青年の一人ひとりの社会的責任はますます大きくなっていきます。そのような中、個人の考え方が多様化し、他者の存在を意識しない考えや行動が起因となり、人と人がつながりあわず、それにより道徳心も薄れてきております。また、このような問題が社会全体を弱体化させていることに対し、危機感をもたない人々が多いこと自体が国難ともいえる大きな問題です。私たちが愛するこの登別室蘭においても、これらの問題について抜本的な解決策は見出せてはいません。平成というひとつの時代が終焉を迎え新たなる時代を迎える今こそ、一人の青年として、登別室蘭青年会議所の一員として誰一人が欠けることなく全員で先達から受け継いだ志を多くの仲間とともに、愛する家族、人のために信念をもった責任ある行動を追求していきましょう。

人は一人では、成長することはおろか何かを生み出すことも困難だと考えます。たがためにと想うことが、行動の原動力となり、その想いが人の心を動かし、人と人を繋げ、成長させ、やがて大きくなった力が、この地域、この国を成長させる原動力となるのです。青年だからこそ見えているもの、青年会議所だからできること、その一員であるからこそ皆で誰かのために行動することの意味を深く追求し、挑戦し続けましょう。

【基本理念】

たがために運動する。

【基本方針】

1.笑顔溢れる組織づくり
2.笑顔溢れるひとづくり
3.笑顔溢れるまちづくり
4.笑顔溢れる仲間づくり

【基本行動計画】

1. 笑顔溢れる組織づくり
登別室蘭青年会議所は1年ごとに組織を変え、本年で15年目になります。その組織を維持し、より効果的に運動を展開し続けるためにも、厳格な規律の基、自己を律し共に研鑽したうえで切磋琢磨し合う揺るぎない組織になることが必要です。入会年数が浅い会員が増えている現状を踏まえ、今一度、組織のあり方や経緯を再確認するとともに、青年会議所運動を行っていくにあたり、会員の悩みや不安に心を寄せ、全会員がたがために助け合い、自分の幸せのように喜べる雰囲気づくりに努めてまいります。
そして、私たちの運動を多くの人々に認知と理解を深めていただくためにも迅速かつ効果的に発信してまいります。また、メンバーが積極的にLOM外の事業や地域活動へ足を運べるよう情報の収集・発信に努め、運動の推進力をさらに高め、地域から愛されつづける組織運営を行ってまいります。

2. 笑顔溢れるひとづくり
近年、技術革新により社会環境は大きく変化しました。スマートフォンやタブレット端末など、昔では考えられないものが、今では当たり前のように普及しました。しかし、機器の技術革新が進み、利便性が向上する中、使用する側の「ひと」は成長しているでしょうか。便利な道具も使い方ひとつで人間関係を壊し、いじめや自殺まで追い込んでしまう事件に発展することもあります。現代の顔と顔を合わせないコミュニケーションは、相手の表情を読み取ることができず、相手の気持ちを想像することも容易ではありません。ひと昔前までは連絡を取るにしても固定電話などを利用し、時間を考えるなど、不便でありながらも相手を想いやることすなわちたがためにの気持ちを大切にしていました。今この時代に必要とされる人材、それはたがための気持ちを大切にできるひとであります。何かをしてもらいたいではなく、誰かのために自身が何をしてあげられるのかを常に問い続け、地域や社会をより良く変えていくことのできる、相手のことを想いやる精神をもった人材へと成長しましょう。

3. 笑顔溢れるまちづくり
我が国では、毎年のように各地で自然災害が猛威を振るい、多くの人命や財産等が失われております。私たちの住み暮らす登別室蘭においても、2011年11月の暴風雪による大規模停電や昨年9月の北海道胆振東部地震など災害が発生していることからも、日頃より、防災・減災の意識を高め、万が一に備えておくことが必要です。
しかしながら、有事の際、私たちは実際にどのように行動すべきか、どのような備えが必要か明確な答えをもっているでしょうか。安心安全な地域の実現に向け、官民一体となり、常日頃から地域諸団体と連携を深め、非常時への備えを万全にしておくことが急務です。また、未来を見据え、災害時にたがために行動することの大切さを子どもたちに伝えることも私たち青年の責務です。学校では学ぶことのできない非日常の体験を通して子どもたちに、相手への思いやりの心を育みます。行政・市民とともに、たがために行動し、安心安全に暮らせる笑顔溢れる登別室蘭を実現しましょう。

4. 笑顔溢れる仲間づくり
全国の青年会議所の多くでは、会員拡大が急務であると言われ続けています。長引く景気低迷による企業数の減少、少子高齢化による労働人口の減少などの要因から、当青年会議所においても会員数は減少の傾向にあります。しかし、この状況を社会環境のせいにしてしまえば何も改善されません。会員拡大は青年会議所活動の中で最大のテーマです。より良い運動を展開し発信力を高めるためには多くの同志が必要です。「誰かがやるだろう」ではなく、全メンバー一人ひとりが当事者意識をもち、改めて拡大の手法を見直し、一丸となって全力で取り組まなければなりません。青年会議所は、多くの情報を得ることができ、経営者としての指導力などの自己成長、様々な人脈形成もできる魅力ある団体です。

私たちの運動に誇りをもち笑顔溢れる仲間づくりに挑戦しましょう。

【基本組織編成】

1.総務広報渉外委員会
・厳格な組織運営
・新年交礼会の開催
・地域へ向けたJC運動の発信
・各地会員会議所との交流
・会員拡大への取り組み
・他委員会との連携

2.ひとづくり委員会
・想いやりの心を育むひとづくり
・会員拡大への取り組み
・他委員会との連携

3.まちづくり委員会
・安心して暮らせるまちづくり
・会員拡大への取り組み
・他委員会との連携

4.会員拡大特別会議体
・新入会員の拡大
・同世代との交流

【結びに】

物事のほとんどが誰かのためにあり、それを深く追求することが必要だと考えます。そこには能力以上の力を発揮でき、自分一人が走る徒競走より、誰かのために走るリレー競技の方がいつも以上に力が入る感覚に近いと思います。仲間のことを想う気持ちが自分を動かし、大きな力となっているのです。青年会議所の活動においても同じことが言えます。地域のため、仲間のためだからこそいつも以上の力を発揮することができるのです。自分の限界を打ち破り、これまでの自分を超越し、さらなる自己成長を遂げようではありませんか。本気でたがためを想い、行動する先に笑顔溢れる未来があるのだから。