一般社団法人登別室蘭青年会議所

今を生き、未来を創る ~勇気をもって全力で挑戦を続けよう~

理事長所信2021

今を生き、未来を創る ~勇気をもって全力で挑戦を続けよう~

【はじめに】

私たちが住み暮らすこの地域は、海と山に囲まれた豊富な資源を有し、室蘭市は鉄鋼業を中心とした鉄の街として、登別市は北海道でも有数の温泉街として発展を遂げてきました。これまで両市に存在していた青年会議所は行政枠にとらわれない広域的なまちづくりを目指すことを目的として合併し15年前に登別室蘭青年会議所が誕生しました。これまで様々な両市の課題に向き合い活動を続けてきましたが、現在の状況を考えると、大手企業の事業縮小、少子高齢化による人口減少、自然災害の脅威に加えて、昨今の新型コロナウイルス発生による経済活動の停滞、青少年においてはこれまで経験したことのない自粛による学業や運動の制限など、この地域は様々な問題を抱えております。両市を取り巻く社会情勢は、これらの問題を抱えながら、新しい生活様式への順応や超情報化社会の影響により、今後も目まぐるしく変化することが予想され、私たちはその変化に対応できる力を求められています。

私たちは、このような時代を生き抜くために、これまでの日常に戻ることを求めるのではなく、より良い生き方を学び、生活様式や働き方を日々アップデートしていかなければなりません。登別室蘭青年会議所においても我々だからこそできるイノベーションを生み出し、地域が歩むべき方向性を指し示し、希望溢れる未来へと続く道筋を創造することが必要と考えます。しかし、新しいことを始めるときや難しい問題を解決するには、はじめの一歩を踏み出す勇気が必要です。勇気をもって踏み出すその先には必ず新たな発想の機会があり、前向きに活動を推し進めていくことで、様々なアイデアが浮かび、イノベーションを生み出すことにつながります。我々は困難にくじけず、勇気をもって動き出すことで、住み暮らす人々や青少年に希望を与え、持続可能な地域へ推し進める存在となるのではないでしょうか。

過去を振り返ると、戦後の荒廃期の我が国日本の再建に向けて立ち上がったのは、青年会議所を創立した私たちと同じ世代の青年たちでした。その青年たちの逞しい志を受け継ぎ、どのような状況でも、今置かれている環境に言い訳をすることなく、必死に今を生き、地域のために活動を続け、明るい希望の光を灯さなければいけません。今こそ、登別室蘭青年会議所メンバーが新たな時代の創造へ向け「勇気をもって全力で挑戦する力」を発揮する時です。青年会議所らしい活き活きとした活動、運動を行い、この地域に必要な希望を見出し、地域の明るい豊かな社会の創造へと勇気をもって全力で挑戦し続けましょう。

【基本理念】

勇気をもって全力で挑戦を続ける。

【基本方針】

画期的な「組織づくり」
全力で挑戦できる「ひとづくり」
持続可能な「まちづくり」
勇気ある「仲間づくり」

【基本行動計画】

1. 画期的な組織運営
青年会議所は、刻一刻と移り変わる世の中の流れに敏感に反応し、組織体制を変えながら、一人ひとりのメンバーがより活発に活動できる組織運営を行っていかなければ、大小様々な団体がある現代において、画期的な組織運営を行う他団体の活動に後れを取り、気づかぬうちに淘汰されている可能性があります。修練、奉仕、友情という素晴らしい信条のもと、地域のために活動し、地域にとって必要な組織であり続けるために、常に時代に即した画期的な組織運営へと変わっていかなければなりません。前年度は新たな生活様式を取り入れた活動をするための0から1の基盤を作ってきましたが、その基盤を引継ぎさらに組織運営の改革を進める必要があります。AIや5Gといった先進技術による情報通信革命が始まっていることを踏まえ、これまでの規律や運営管理を理解し重んじながらも、新たな技術やツールを駆使し、一人ひとりが積極的に活動しやすくなる組織運営をすることが必要です。また情報通信革命により簡単に様々な情報を取得できる状況が当たり前になっているとともに、我々の活動や運動も世界中へ発信することが可能になっています。情報リテラシーを高め効果的な発信手法で我々の活動や運動を通じて得られる実りある情報を地域に伝わるように広報活動を行い、地域からの信頼度を高めていきましょう。さらに、直接会う機会の大切さが希薄化され始めている現状を考えると、状況によって直接会うことを避けなければいけないことを理解しながらも、それを理由にせず、コミュニケーションを取れる方法を考え、これまで紡いできた交流関係を途切れないようにすることが必要です。こうした取り組みを行い、活動や運動の最大限の活性化を目指しましょう。

2. 資質力向上
青年会議所は育ってきた環境や教育、考え方が大きく違う世代同士が集まり切磋琢磨し自己成長していく場であります。共通の理想をもち、世代を超えて一致団結し、地域課題の解決へと向けて一人ひとりが行動することで、地域の人々を巻き込み問題解決へ向けた動きが活発化されると考えます。登別室蘭青年会議所はメンバー同士の友情が厚く、一致団結しているように見えますが、全メンバーが言いたいことを言い合える環境ができているとは言い切れず、メリハリをつけて意見交換ができる環境を作らなければいけません。また、地区大会誘致を目指す我々は全メンバーのやる気と青年会議所の活動に対する情熱を今まで以上に奮い立たせ、「やらなくてもいい理由」を探すのではなく「やれる方法」を探し出し、地域課題と向き合わなければいけません。メンバーが共通の理想を共有しなければいけないことは当然ながら、一人ひとりが青年会議所の魅力を理解し、誇りと自信をもち、全力で活動、運動に情熱をもって取り組む人材へ成長していかなければなりません。何事にも全力で取り組む姿勢で人々の心を動かし、地域をより良く変化させる原動力となる人材へ成長しましょう。

3. 青少年育成事業
これまでも大きな社会問題であった登校拒否やいじめに加え、SNS等による精神的ないじめも増加するなど、青少年たちを取り巻く環境は刻々と変化しています。昨年は新型コロナウイルスの影響により青少年は例年とは違う日常を過ごし勉学や運動を制限されました。青少年が自粛期間で心に受けた影響が今後どのような形で地域の未来につながってしまうのか想像しなければなりません。私はこの地域から青少年を取り巻くいじめや自殺の問題が無くなることを切に望んでいます。この問題を真摯に考え、青少年育成事業を通じて、この地域の未来を担う青少年が夢や目標に向かって、創造性を発揮しながら未来を切り拓き、持続可能な社会を支える一員として「生きる力」を育てる必要があります。青少年にとって、心身の成長に良い影響を与え、その先の未来に夢や希望を描くことができる一助となれるように全力を尽くしましょう。

4. SDGsの理解と推進
日本青年会議所は2019年より「SDGsを日本で最も推進する団体」を目指しています。日本政府からも「SDGsを原動力とした地方創生」が明確に打ち出されており、今やSDGsと地方創生は切り離せないものになっています。行政単体での取り組みは行っているものの、登別、室蘭においてはSDGsに沿って積極的に課題解決に取り組んでいる団体や企業は少ないと考えます。だからこそ登別室蘭青年会議所は地域で一番SDGsの推進を目指し活動する団体として、SDGsに沿って地域の課題解決を展開していくことが必要です。それには、我々一人ひとりが理解を深め、積極的な推進へ向けて動き出すための知識を得る必要があるとともに、我々の活動範囲である登別、室蘭がSDGsに沿ってどのような取り組みを行っているかを理解することが必要です。地域が一体となりSDGsに沿った活動について積極的に推進に取り組んでいくことが、誰一人取り残されない世界へつながります。SDGsが目指すその先は、我々が目指す明るい豊かな社会の実現につながると確信しています。

5. 持続可能なまちづくり
両市の総合計画には「市民が安心して住み続けることができる街にしたい」という共通の目標があります。また、登別室蘭青年会議所においても地域未来ビジョンの中に「選ばれるまちづくり」というワードが入っており、少子高齢化による人口減少を少しでも緩和するという観点からも「安心して住み続けることができる街の実現」は誰もが望んでいることと言っても過言ではありません。この街で育った若者が住み続けたい、戻ってきたいと思う気持ちをもってもらいたい。そして、他地域の人々がこの街に住んでみたいという興味を持ってもらいたい。そのためにも、誰もが愛着をもち、この街に住みたいと思ってもらえる新たなアイデアを登別室蘭青年会議所が要となり、市民、行政、企業、他団体などと協働で考え、行動に移していくことが必要です。そうすることで、この地域への愛着が深まり、20年後の人口予想よりも少しでも定住人口が増えることとなり、税収減少、働き手不足などの問題解決へつながります。その先に、新たな希望が生まれ、この地域は持続可能な街に向け進んでいくことを確信しています。

6. 地区大会誘致
登別、室蘭の青年会議所は先輩諸氏が地域の人々とともに明るい豊かな社会へ向けた活動を積み重ね、この地域にインパクトを与え、未来を創り上げてきた結果が、我々が活動できている今日へとつながっています。我々は先輩諸氏の志を脈々と受け継ぎ活動していきながらも同じように未来を創り、次の世代のJAYCEEへ志を託していかなければなりません。その責務がある我々は、登別、室蘭の地から魅力を発信し北海道に活力を与える好機として第72回北海道地区大会の誘致を目指すことが必要と考えます。そのためには地域の魅力や可能性、過去の登別室蘭青年会議所の活動状況を徹底的に調査することが必要です。また地域一丸となり地区大会を開催するためにはメンバーの地区大会誘致への気持ちを一つにするとともに、地域の人々や諸団体とのパートナーシップを構築していかなければなりません。現在のメンバーに地区大会を開催したことがあるメンバーはいません。誘致までの道のりは決して楽なものではないと予想されます。しかし、誘致に向けて勇気をもって挑戦することが我々の成長する機会と捉え、登別、室蘭から発信する魅力で北海道の未来を切り拓くチャンスを掴みましょう。

7. 15周年記念式典の開催
創立15周年という節目の年は、15年間の歴史と伝統を学び、次代へつなげるべく、過去の例会や対外を含む各種事業を調査、分析し、LOM全体で情報共有をする機会でありさらには、先輩諸氏やこれまで関わってきた関係諸団体とのつながりを再確認できる年であります。また、創立20周年へ向けた5年間のスタートする重要な年となります。しかし、昨年度開催予定だった15周年記念式典は苦渋の決断の上、延期という形になりました。その悔しい想いを糧に今年度の開催を目指し、今まで支えていただいた全ての方々への感謝と敬意を伝え、進むべき未来への指針を示し、明るい豊かな社会の創造へ向けて一丸となり進んでいきましょう。

8. 会員拡大
人口減少や経済状況の悪化という社会的な問題などを背景に全国の青年会議所の会員数
は減少の一途を辿っております。会員数が減少するということは明るい豊かな社会の実現へ向けた活動、運動の規模縮小を余儀なくされてしまうということです。青年会議所活動、運動をするにあたり数の力は大きく、その行動力のベクトルが一致した時にその推進力は大きなものとなり、地域のさらなる発展を展望することができます。登別室蘭青年会議所は40名前後の会員数を維持しながら活動できている状況ではありますが、この先は会員減少の問題を抱え、活動、運動の規模が縮小してしまう可能性を大いに秘めています。この問題をすべてのメンバーが自分ごととして主体的に向き合い、地域の未来を本気で考え挑戦する仲間を一人でも多く増やす必要があります。そして、会員拡大は仲間となりうる人材を見つけ、アプローチをしなければなりません。訪問したことのない企業、会ったことのない人へアプローチを続けることは非常に勇気がいることですが、その勇気ある行動は必ず自分の成長にもつながります。一人ひとりが活動、運動に誇りと自信をもち多くの仲間で地域の発展を目指すことができるよう、共に活動する仲間を増やしましょう。

【基本組織編成】

1.総務広報渉外委員会
・時代に即した画期的な組織運営
・内外への情報発信とコミュニケーションの活発化
・新年交礼会の開催
・さよならパーティーの開催
・会員拡大につながる広報と情報の収集
・その他の取り組み

2.ひとづくり委員会
・活き活きと活動や運動に挑戦する人材の育成
・青少年育成事業の開催
・他会員会議所との交流
・会員拡大へつながる取り組み
・その他の取り組み

3.まちづくり委員会
・SDGsの理解と推進
・協働による持続可能なまちづくり
・会員拡大へつながる取り組み
・その他の取り組み

4.会員拡大委員会
・会員拡大へ向けた取り組み
・会員拡大の必要性をメンバーへ伝える取り組み
・その他の取り組み

5.式典特別会議体
・創立15周年記念式典の開催
・創立15周年記念誌の作成

【結びに】

私は、我々が今この時代に生きていることには何か意味があると考えます。

人類は新型コロナウイルスとの共存、経済活動の活性化、自然災害との戦いなど様々な問題に直面しています。それに加え、本人にしかわからない悩みや苦しみなどの問題を抱えて生活しています。この問題を考えてみると、一人ひとりが今の時代を生き抜いていくうえで直面している「試練」と私は捉えています。この試練を文字通り長く険しい試練と捉えるか、自分を成長させる楽しい試練とポジティブに捉えるかは個人の自由です。しかし、どんな試練にさらされても今を必死に生き、頑張り続けていくことに変わりはありません。また、青年経済人としてこの街の未来を考えていくことも変わらないのです。

それならば、この試練は「楽しんだもん勝ち」「成長したもん勝ち」です。

しかし、楽しんだり成長したりするにも「勇気」をもって「全力」で何事にも「挑戦」し続けていかなければなりません。勇気をもって全力で挑戦を続けていると人や成果が付いてくる。その先に楽しみや成長が待っているのです。
とは言え、時にはやる気がなくなったり、落ち込んだり、様々な理由から全力を出せない要因が心の中にあるのも事実です。

そんな時はメンバー全員で楽しみましょう!
そして、メンバー全員で成長しましょう!

日々成長していく我々が、地域や人のより良い未来を考え行動することが、この地域の活性、発展、存続への原動力となることを確信しております。

 『今を生き、未来を創る。』

その先にある明るい豊かな社会の実現に向け、共に勇気をもって全力で挑戦し続けましょう。